キワ技研 社員インタビュー

氏名 年齢 社歴 職種
伊藤卓史 35歳 6年目 機械設計
インタビュー日:2020年9月15日

現在、担当なさっている仕事内容を教えてください
ヤマザキマザック製工作機械、NC旋盤の開発に携わっています。
主に、3DCADを使用してユニットの作図などを行っています。

お仕事のやりがいはどこにありますか
今所属している部署には、作図の担当が私ひとりしかおりませんので、
すべてのユニットの作図をひとりでやっています。
そうすると、部署で扱う機械のすべてを理解しておく必要があります。
これは正直大変ですが、やりがいがあるな、と思います。

今の部署に異動してきて、まだ1年に満たないくらいの期間ですが、
最初は自分一人ですべてやらなければならないことに驚きました。
既存の機種のデータを参考にしたり、流用できたりといったこともあり、
今では何とか仕事をこなしていけているかな、とは思います。

いま担当されているお仕事で、大変だったエピソードを教えてください。
機械の外装板金を設計するときのことなのですが、機械のコストを抑える要求がありました。
iPhoneでいうところのSEみたいなイメージで、
既存の機械のいいとこどりをしながら、なおかつ安くするために、
その外装板金の設計に、例えば曲げを一つ作るだけで、
その部分に溶接が必要であればコストが発生してしまいます。
そういうところの曲げを無くして、形状を工夫することでコストの削減ができますが、
しかし、逆に強度が損なわれてしまう恐れがあります。
こういった部分の工夫を幾度も重ねて、問題解決を図ることができましたが、
自分の設計者としてのキャリアのなかで、腕の見せ所だったと思います。

今まで担当されてきたお仕事で、一番うれしかったことは何でしたか?
自分が設計した機械が、実際にモノになって、
いろんな工場とかで動いているのを見た時はうれしかったですね。
パソコン上で自分で設計したものは見ているのですが、
実際に工作機械として稼働しているのをみると、臨場感もあるので興奮しました。

キワ技研に応募したきっかけは何でしたか
私は工業高校を卒業して、ずっと工業関係で設計の仕事をいくつか経験したんですが、
その中で工作機械に関わることがあり、工作機械業界に興味を持っていました。
しかし、その会社では工作機械のほんのさわりの部分しか関われなくて。
そんなときにたまたま求人サイトでキワ技研が出している求人を見て
工作機械のトップメーカーであるヤマザキマザックの開発設計ができると知り、
これは自分にはうってつけだ、と思い即応募しました。

キワ技研のいいところはどんなところですか
私のイメージするところでは派遣というのは、ある程度の人数でチームを組み、
そのチームでもって、派遣先から下りてくる仕事を消化していくイメージなのですが、
キワ技研ではヤマザキマザックの各部署に一人で派遣され、
社員さんの輪に入って行って仕事をするようなかたちで勤務します。
ヤマザキマザックの、中級設計者向け・上級設計者向け教育にも、
社員さん同様に参加させてもらえるので、確実にスキルアップできます。

派遣配属先のいいところはどんなところですか
派遣社員である私にも分け隔てなく、垣根を取り払ったように接してもらえます。
仕事で難しいところがあってもフォローもしてもらえますし、
社員さんに相談するとき、すごいひらめきのようなものが出てくるときがあるのですが、
そういう時は非常に勉強になります。

今後、どんな後輩に入ってきてほしいですか?
知識とか経験は少なくても入社してからだんだん成長すると思いますので、
それよりも、もの作りに興味があるとか、工作機械に興味があるとか、
そういう向上心がある人だったら、いいと思います。

本日はお忙しい中、ありがとうございました。
ありがとうございました。

本日はヤマザキマザックのNC旋盤の設計に携わる伊藤卓史さんのお話を伺えました。